大鎧飾り「四神」

四方の守護神である青龍・白虎・朱雀・玄武のモチーフを、飾り金具として兜の四方にそれぞれあしらった縁起の良い仕立てが魅力です。
趣のある山水画を描いた高級感のある屏風に、色合いを合わせた鮮やかな緋糸褄取縅（ひいとつまどりおどし）の鎧が見事に映えます。
褄取縅は、鎧の袖や草摺（くさずり）の端を地色とは異なる色で仕上げる気品のある縅し方で、装束の重ねの褄先がひるがえった華やかさを表現しています。
本金鍍金を施した美しい鍬形も印象的な鎧の仕立ては、伝統工芸士・鈴木利光が細部までこだわって丁寧に手作業で行いました。
お子様の健やかな成長を願う初節句のお祝いに相応しい、四方の守護神のモチーフに魅せられる人気の逸品です。